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ハマダンゴムシの紹介 その3

中3の優です。

これまで僕たちハマダンゴムシ研究グループでは、ハマダンゴムシの
日周期運動、つまり、ハマダンゴムシが1日にどのような行動を
とるのかについて、条件を変えて研究してきました。
これからは、ハマダンゴムシのいろいろな刺激に対する行動についても
研究していく予定です。

まず、代表的な行動である円周運動。
たとえば、夜にハマダンゴムシたちの上で豆電球を1つつけて
いたとします。
すると、不思議なことに彼らはその光の周りをぐるぐる回り始めるのです。

円周運動とは何なのかを調べていたとき、ある古い論文を見つけました。
この論文では、豆電球を光源にして、明るさを変化させて実験していました。
これを読んだ僕たちは、他に違う条件を作れないかと考えました。

光の種類や色、明るさによってハマダンゴムシの行動はどう変わるのか、
つまり、ハマダンゴムシの行動は光でどのような影響を受けるのかという
ことに疑問をもちました。

そこで思いついたのがLEDを使ってみる、ということです。
さらに、明るさだけではなく、色も変化させて見てはどうか、
とも考えました。
これからは、いま挙げた条件を使って、ハマダンゴムシの行動と光の
関係について研究を行いたいと考えています。

ご期待ください。

なお、だれかいっしょにやりませんか。

また、分布調査も引き続いて行う予定です。
もしハマダンゴムシの生息地をご存知の方がおられたら、教えてくださいね。

                           (2013.02.28 優)

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[ 2013/02/28 10:15 ] ひろば | TB(0) | CM(2)

ハマダンゴムシの紹介 その2

中3のさいたまです。

これまでの僕たちの研究の成果について、投稿させていただきます。

僕たちはこれまで2年間にわたってハマダンゴムシを研究してきました。

かわいいですよ。

sizahamadanDSC00008.jpg


ハマダンゴムシは夜行性であるというのが定説です。
しかし、まだ実際には見たことはないのですが、夜に火をつけた
ろうそくを浜辺におくとその周りをぐるぐると集団で回り続けると
いうことです。

また昼間にも出ていたという情報もありました。

こういった話を聞いた僕たちは「ハマダンゴムシは本当に夜行性なのか?」
という疑問を持ち、研究をスタートさせました。


まずハマダンゴムシを飼育し、ずっと観察し続けて夜行性かどうかを
調べようと考えました。
しかしここで誰が徹夜してハマダンゴムシを観察し続けるのか?という問題が
発生しました。
それを解決したのが、現代の科学技術。デジタルカメラです。

先生が持っておられたコンパクトデジタルカメラにはインターバル撮影機能が
ついていました。
設定した時間ごとに自動的にシャッターを切ってくれるというありがたい機能の
おかげで、その危機も難なく突破しました。

こうして始まった研究ですが、露出が正しくなかったり、ピントが甘かったり、
コマが飛んだりなどのトラブルも時々ありましたが、その都度解決していきながら
データを貯えていきました。


撮影した写真はすべてパソコンに取りこみ、1枚ずつ画面に出しては、
砂の上に出ているハマダンゴムシを数えました。
けっこう大変な作業でした。
というのも、ハマダンゴムシは砂の上にいると保護色になって、実に
まぎらわしいのです。
また、カメラについているストロボの位置がカメラのレンズの位置と
ほとんど同じなので影がつかず、立体感がほとんど出ないのです。


それでもがんばって解析を続けました。

数えた結果をエクセルというソフトを使ってグラフにすると、
夏の間は確かにすべての個体が昼間には活動せず、夜間だけ活動していました。

7月27日

これをまとめて論文にし、ジュニアマリン賞という全国的なコンテストに
応募したところ見事に優秀賞をゲットしました。


ところが、秋から冬にかけて異変が起こりました。
相変わらず夜に活動していたのですが、しだいに昼間にも砂の上に出て活動
している個体が現れてきたのです。

おそらく夏のきつい日射しの中では昼間はまったく活動できず、日射しが
和らぐ季節になると昼間でも活動できるのではないかというのが
僕たちの結論です。

その後、飼育している水そうを何日もずっと真っ暗闇にしたままで撮影を
続けたり、逆に何日もずっと光を当てたままにしたりしてデータを
解析してきました。

その結果、真っ暗闇が続いても、昼間と夜間では活動状況が
ちがうので、体内時計をもっているのではないかということがわかりました。

また、光を当て続けていると、夜になっても活動をしないことから、
夜が来たと言うことは体内時計でわかっていても、強い光があると
活動が抑制されるということがわかりました。
光が苦手ということです。
とはいえ、やはり空腹には耐えられないようで、何日かしたら、
光が当たっていても砂の中から出てきて、エサをたべているところが、
しっかり写っていました。

こういったことは、おそらくまだどの文献にも載っていないとおもわれます。

この研究で、今年度の広島県科学賞で準特選をいただきました。

こういった行動はなぜ引き起こされるのかは、まだ解明できていません。



だいたい以上が僕たちの研究の概要です。
 
今後もまたいろいろとこのブログに記事をアップしていきたいと思います。

                         (2013.02.26 さいたま)
[ 2013/02/27 12:42 ] ひろば | TB(0) | CM(2)

ハマダンゴムシの紹介 その1

中1ジュニアのきよみずです。

ハマダンゴムシを研究しているぼくたちから、ジュニアの
皆さんに、何回かに分けてその内容を紹介しようとおもいます。

みなさんにもハマダンゴムシに興味をもっていただき、
観察会や、外出先で見つけたらぜひその情報を教えていただきたいと
思っていますので、よろしくお願いします。


まず、ハマダンゴムシの写真を挙げておきます。
マス目は1cmですから、大きさはそれ以上あり、大きい個体は2cmくらいに
なります。

sizeDSC03848.jpg

写真のように、体の色や模様は、まちまちです。

みなさんが「ダンゴムシ」と聞いて思い浮かべるのは、落ち葉や石の下に
たくさんいる黒っぽいオカダンゴムシだと思います。

このオカダンゴムシとハマダンゴムシの決定的な違いは生息場所で、
オカダンゴムシがその名のとおり陸にすんでいるのに対し、
ハマダンゴムシは海沿いの砂浜にすんでいます。

ハマダンゴムシは、砂浜ならどこでもいいわけではなく、
1 踏みつけがない
2 海藻などの打上げゴミがある
3 満潮でも浜が残っている
などの条件が必要です。

先輩たちが昨年江田島で調査したところ、浜に外灯があると
いないことがわかりました。

光に敏感なのです。

そんな浜は本土側ではほとんどなく、先輩たちがあちこち
調査を重ね、ついに広島市内ではじめてみつけたのが
ある海岸でした。

ハマダンゴムシを売り買いしている人もいるようなので、
場所は伏せておきます。


昨年の冬にそこに調査に行きました。
夏にみつけていたポイントの砂を掘ってもまったく出てきません。

仲間の一人が、冬眠しているのではないかと言い出し、護岸に
接した石積みの下の砂を掘って探してみると、見事に予想は的中し、
たくさん発見できました。

sizeR0011604.jpg

ここで採集したハマダンゴムシは、持ち帰って実験に使った後、
もとの位置にもどしました。

この日は、見当違いの場所の調査にだいぶ時間を費やしてしまい、
採集が終わる頃は日暮れになってしまいました。


sizeR0011607.jpg


ハマダンゴムシの調査ひとつとっても、柔軟な発想が大事なことを学びました。

時間はかかり、疲れましたが、達成感があり、夕焼けがやけに美しかったです。

                           (2013.02.26 きよみず)


[ 2013/02/26 21:35 ] ひろば | TB(0) | CM(2)

ブログに投稿しよう

ジュニアスタッフからの投稿第1号がこのブログの記事に
載りました。

今後、ジュニア、シニアに限らずスタッフからの投稿を
受け付けたいとおもいます。

次の要領に従ってください。

1 募集原稿

◎シニアの方からの投稿
 できるだけジュニアの勉強になる内容とし、
平易な表現をお願いします。
 できるだけ写真や絵を添えてください。
時には、感想や意見などでもかまいません。
 原則「レクチャー」のカテゴリーに含めます。

◎ ジュニアからの投稿
 干潟で気づいたこと、勉強していてわかったこと、
感心したこと、みんなに知って欲しいことなどで、
これもできれば写真を添えてください。
 原則「ひろば」のカテゴリーに含めます。
 内容は公になるので、一度家族に読んでいただいて、
家族の方から送信してください。
 また、他の人の文章を引用する場合は、どこを引用
したか、どの本のどこから引用したかをはっきり
させてください。
 他の人の写真は載せられません。
 すべて自分で撮るか、撮った人の許可を得てください。

2 投稿の方法
 メールで事務局に送ってください。
 higataken98@yahoo.co.jp へ送信してください。
 写真は添付ファイルとし、長辺のサイズは最大640ピクセル。
 ただし200を切るようなサイズだとよく見えません。

よろしくおねがいします。
                     (2013.02.25 M.K.)


 




[ 2013/02/25 22:24 ] ひろば | TB(0) | CM(2)

潮位を覚えよう その2

ジュニアスタッフの皆さんのためのお話です。

よく理解してくださいね。

2月22日の記事で、海の水は満ちたり引いたりしていることを
お伝えしました。

1年でもっとも潮が引くのは1、2月ごろの早朝で、そのときの
潮位は
ほぼ0mです。

今年の場合、1月13日で、マイナス36cmまで引きました。
これくらい引くと、海底が見える感じです。
ただし、午前4:21でしたから、懐中電灯が必要ですね。

ぎゃくにもっとも潮が満ちてくるのは、7,8月の夜で、
そのときの潮位はほぼ4mです。

今年の場合、7月23日の22:27と、8月21日の22:04で、
いずれも395cmです。


もっとも潮が引いた時ともっとも満ちたときに写真を
撮りたいのですが、あいにくどちらも真っ暗です。

ですから、それはあきらめて、昼間にかなり引いた時と
かなり満ちたときの写真をのせておきましょう。

かなり引いた時は、2月22日の記事にのせておきました。
もう一度のせておきますね。

これが潮位175cmのときのようすです。


lecsizeretouchRIMG11127.jpg


こんどは、満潮のときの写真です。

以下のA~Dの写真は、上の写真のA~Dの位置から
赤い矢印の方向に向かって撮ったものです。

これは、昨年の10月30日に撮ったもので、このときの潮位は
360cmです。


sizeR0011364.jpg

sizeR0011340.jpg

sizeR0011336.jpg

sizeR0011352.jpg


当日の潮位の変化のグラフを挙げておきましょう。
撮影時刻は午前9:45~50の間で、赤い線で示しています。


20121030choui2.png



潮の干潮、満潮のイメージがつかめてきましたか。

年間の最大潮位が395cmですので、あと35cm潮が高くなった時を
想像してみてください。

おそらく今年のその日(7月23日と8月21日)のその時刻には、
岩積みはすべて水没し、プールも川の中に入ってしまうでしょうね。

低気圧でも来ていたら、水位がさらに上がり、歩道も水没するかも
しれません。

夜だから、みんな気づかないのですが、けっこうすごい状況に
なるんですね。

プールの縁の高さがちょうど4mほどであることを覚えておきましょう。


(2013/02/25 文責 久家光雄)

[ 2013/02/25 21:55 ] レクチャー | TB(0) | CM(0)

フクドの芽生え

ジュニアの女子です。

今日干潟に行ってきました。
フクドの芽生えがたくさん見られました。
写真アップしておきますね。

sizetrimDSC05474.jpg


フクドの芽は高さ1㎜、葉の長さ2㎜でした。
小さいのでよく見ないとわかりにくいです。
皆さんも干潟に行って見てみて下さい。

これが、フクドの2年目の芽生えです。

sizetrimDSC05465.jpg



                               (2013.02.24 あかり)

[ 2013/02/24 18:30 ] 今日の干潟 | TB(0) | CM(2)

レクチャー フクド

ジュニアスタッフに対してのレクチャーです。
読んで勉強してくださいね。


太田川放水路に、塩生植物のことを書いた看板があります。

retouchRIMG11118.jpg

場所、わかりますか。

新己斐橋(広電が走っている橋)のすぐ上流の左岸です。


そうそう、「右岸」「左岸」の使い分けも知っておきましょうね。
背中を上流の方に向け、正面を海の方に向け、右手の岸が右岸です。

この看板に書いてあることは、ノートに書いておきましょう。


先日干潟を歩いたら、去年咲いていたフクドは枯れたままでしたが、
根元には今年大きくなる新しい株が出ていました。


なお今年の発芽個体は、いずれ写真でお届けします。


RIMG11088.jpg

RIMG11095.jpg


干潟の植物は、種類が少ないので、全部覚えてしまいましょうね。

(2013/02/23 文責 久家光雄)

[ 2013/02/24 14:34 ] レクチャー | TB(0) | CM(4)

潮位を覚えよう

レクチャー第2回目は潮位について。

瀬戸内海の年間の最大潮位差(年間で最も潮が満ちたときの潮位と、
最も潮が引いた時の潮位の差)はおよそ 4m もあります。

これは、日本最大の潮位差をもつ有明海湾奥で約6m ですから、
それに次ぐ規模です。

島根で高校までを過ごした私としては、そのころは日本海しか知らず、
せいぜい20cmから50cm程度の潮位差しかありませんので、だれも
気にしていません。

そもそも潮位とか干潮満潮という概念が山陰の人にはまずありません。
(ちょっといい過ぎかも知れませんが少なくとも日常生活では
話題にはなりません。)

ですから、大学進学を機に広島に移り、川の潮位が1日4回も
上がったり下がったりしているのを実に感動をもって眺めていました。

あと、島根県出身者としてびっくりしたのは、「広島県民の歌」が
ないことでしょうか。

島根県人は、全員が「島根県民の歌」を歌えます。

「うーすむらさきのー」と歌い出すと、みんな合わせることができるのです。
すごいでしょう。



昨日、天気が良かったので、散歩がてら干潟に出てみました。
比較的よく潮が引いていました。

これが、昨日(20130221)午前11:45の新己斐橋から上流方向を映した写真です。


sizeretouchRIMG11127.jpg


コンクリートの階段の最下段よりもっと下まで引いているのがわかります。

気象庁のHPから入るか、「今日の潮位 広島」で検索すると、
潮位がわかります。

ここをクリックしてもいいです。

その中に入って日付を今日に限定し、グラフにチェックを入れて
クリックすると、今日の潮位をグラフで見ることができます。

それによると、午前11:45は、約175cmです。

気圧の違いや内湾などの影響によって多少の誤差はありますが、
スタッフのみなさんは、この写真ような潮の状況のときには、
潮位は 175cm 程度であることを覚えておいてくださいね。

いつかきっと役立ちます。

                 (2013/02/22 文責 久家光雄)

[ 2013/02/22 12:42 ] レクチャー | TB(0) | CM(2)

ヒドリガモのうんち

ジュニアスタッフが 干潟でいっぱんの方に自然解説するのに役立ち
そうなネタを、シニアスタッフがバトンタッチしながら
次々と書いていきますので、どんどん覚えてくださいね。


第一回目は、いきなりで恐縮ですが、うんちの話。

今日ひがたを歩いていると、石の上にたくさん緑色のかたまりがありました。

やわらかそうで、のぺっとしています。
おもわずさわりたくなりそうですが、よーく見ると、鳥のうんちです。

近くにヒドリガモがたくさんいたので、たぶんそのうんちでしょう。

アオサなどの海そうをたくさん食べているようですね。

sizeretouchRIMG11099.jpg

こんな発見がいろいろとありますので、みなさんもどんどん干潟に
でかけてみてください。

気づいたこと、ふしぎだなあとおもったことなどがあれば、メモをしたり、
デジカメで撮ったりして、事務局に連絡してください。

家族の方に連絡してもらってもいいですね。

専門家の方が、こたえてくれるかも。

うまく撮れた写真なども送信してくださいね。

おまちしています。


【保護者の方、一般の方へ】

記事の下の「CM」をクリックするとコメントが書けます。
なんでも、お気軽にお書き下さい。

ただし、スタッフの個人名を出すのはご遠慮ください。


                      (2013/02/21 文責 久家光雄)

[ 2013/02/21 18:42 ] レクチャー | TB(0) | CM(1)

ジュニアの母からのメッセージ

あるジュニアスタッフのお母様からメッセージを
いただきました。

メールでいただいたので、公表すべきではないことは重々承知はして
いますが、ひじょうに思いがよく伝わってきましたので、
ぜひスタッフの皆さん、保護者の皆さん、そして読者の皆さんにも
読んでいただきたくおもいました。

部分部分を工夫して割愛しながら一部を掲載させていただきます。

(ご本人からの掲載承諾はいちおう得られています。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

広島干潟生物設立の趣旨、
文章・内容、とてもいいですね。

干潟がそういう意味を持っていたのかと、あらためて趣旨に感動しました。

私も自然観察眼が足りないままに温室栽培された人間なので、子供との
観察は苦手です。

母は著名な学者と植物やバードウオッチングをしていましたが、
私は机上での勉強ばかりだったように思います。

一つの干潟ということをじっくり観察することで、いろいろなことを知る。

灘高での国語の有名な授業で「銀の匙」という本1冊だけを1年間かけて
熟読体験することで、彼らの世界が広がったように、干潟を通して深く広い世界が
広がってくれればと思っています。

息子たちはある幼稚園で自然に親しむ教育をしてきたと思います。
そのようなせっかくの芽をつぶすことなく、大きく発芽させていただければと
思っています。

今後とも宜しくご指導くださいませ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こういったお声をいただくと、ほんとうに励みになりますね。
ありがとうございました。

さて、シニアのメンバーの方、あるいはジュニアの保護者の方、
そして一般の読者の方々、どうぞ遠慮なく、ざっくばらんに
どしどしご意見ご感想、ご希望などお寄せください。

お待ちしています。

ブログではありますが、交流の場としても活用したいとおもいます。

                         【事務局】

sizeretouchRIMG0032.jpg
[ 2013/02/20 08:22 ] サポート | TB(0) | CM(1)

発足アッセンブリの際のプレゼン

広島干潟生物研究会発足の会の際に、事務局から
プレゼンテーションがありました。

ここにそのまま転載しておきますので、欠席した方は
ご一読ください。

pp1

pp2

pp3

pp4

pp5

pp6

pp7

pp8

pp9

pp10

pp11

pp12

pp13

pp14

pp15


【欠席した方へ】

どうですか。

やる気になりましたか。

これから少しずつ勉強し、干潟観察会で活躍できる人に
なりましょうね。

そのためには、シニアスタッフにどんどん声をかけてください。


【一般の方へ】

一般の方、児童・生徒のみなさんで興味をおもちの方には、このブログを通じて
観察会の日程をお知らせしますので、どうぞふるって参加してください。

広島市内だけでなく、春には少し遠い所への日帰り遠征、
夏には宿泊をともなった遠くへの遠征も企画しています。

参加をご希望の方で予約を入れておきたい方は、メールで
ご相談ください。

higataken98@yahoo.co.jp 広島干潟生物研究会事務局


なお、ジュニアボランティアスタッフとしての参加は受け付けておりません。

あしからず、ご了承ください。
[ 2013/02/19 09:02 ] コンセプト | TB(0) | CM(2)

広島干潟生物研究会設立の趣旨

第一回の会合で配付された「広島干潟生物研究会設立の趣旨」を
掲載しておきます。

広島干潟生物研究会会長 
2013/02/16 

 小中学校で、子どもたちの自然体験不足が指摘されはじめてすでに
久しいが、高校、大学へ進学してくる生徒や学生の自然離れ、生き物
ばなれが顕著となり、さらには若い両親もすでにこの波に飲み込まれ
た世代になりつつある。
 これからの教育を考えるとき、こうした生き物への総体的な体験不
足は、医学や生物学、農学といった生命科学を主軸にする分野での人
材育成にとって深刻な問題であるばかりではなく、工学などの非生命
科学系でありながら自然環境との密接な関係を扱う分野の教育にとっ
ても、あるいは直接扱わないまでも、文学、法学、経済学、教育学な
ど、あらゆる分野の教育にとっても由々しいことと言わざるを得ない。
いわば、人としての営みを遂行するうえで、自然体験不足は大きな問
題として捉えなければならず、その教育を真剣に問い直さなければな
らない状況となってきている。
 幼児期や学童期初期での自然現象や生命現象への感動体験の繰り返
しが、生き物を生き物として認識することができ、豊かな感性を育み、
意欲的、能動的な人間を育てると言われている。幼少期の生き物への
体験不足は、人格の形成にも決して好ましいことではない。いわんや、
生命を直接扱う分野に携わる人においておやである。
 実際に周囲を見渡すと、たしかに野外で子どもたちだけが遊んでい
る様子を見ることはほとんどなくなった。子どもたちの自然体験不足
の原因の一つとして、テレビゲームなどの室内遊戯に目が向いてきた
からだとの説明をしばしば聞く。あるいは中学、高校受験などのため
の塾通いもあるだろう。しかし実際の主要な原因は、安心して遊べる
場所が少なくなり、また子どもを魅了する自然の多くが、この半世紀
の間に子どもの身近から消えたしまったことによるのではないだろう
か。外で遊ばなくなったのではなく、遊べるところがなくなったので
ある。
 広島市は、太田川の三角州を中心として栄えている都市である。太
田川放水路の両岸には、人工的とはいえ比較的広い干潟が存在し、県
庁所在地に広大な塩生植物群落が存在しているのは広島県だけである。
その干潟を干潮時に歩けば、何万個体のチゴガニがはさみを振って迎
えてくれ、子どもたちはそれにじっと見入る。またヤマトオサガニ、
アシハラガニがソソクサと活動しているのを目の当たりにできるし、
石をめくるとたくさんのケフサイソガニが出てきて子どもたちは大騒
ぎになる。橋の上から川面を見れば多数のボラやスズキの魚影がうか
がえ、空を見上げればそれらをねらうミサゴが旋回し、しばしば川に
向かってダイビングする。子どもならずとも固唾を呑んで自然の営み
を目の当たりにすることになる。
 昨年、放水路の干潟に子どもたちを連れ出したとき、希少種のハク
センシオマネキだけでなく、さらに個体数が少ないスナガニが生息し
ていることも発見した。また、別の場所でのハマガニの発見は、おそ
らく広島市内での初記録であろう。都会のまっただ中に、多様な生物
が維持された貴重な場所があったのである。しかし残念ながら、子ど
もたちに生物の多様性を学ばせ、生命活動を感動をもって見させる場
としてはあまり活用されていないようにおもえる。
 わたしたちは、この貴重な干潟にできるだけ多くの子どもたちを連
れ出そうと企てた。そしてそれを継続させたいと考えている。自然こ
そ最高の教育者であり、その教育を受けた若者たちにこそ、世の中の
あらゆる営みを託したいと考えているのだから。


sizetrimretouchDSC00164.jpg

                                       (写真 ハクセンシオマネキ 撮影 久家光雄)
[ 2013/02/18 10:17 ] コンセプト | TB(0) | CM(3)

広島干潟生物研究会発足

「広島干潟生物研究会」が発足しました。


干潟やそこにすむ生物を観察し、研究し、観察会や写真展を開催しようという
ボランティア団体で、ジュニアのメンバーも、今後勉強して
観察会で一般の参加者に対し、解説できるようになろうとしています。


会長は、川端信之氏です。

指導者は、広島大学大学院教育学研究科の鳥越兼治教授、
広島工業大学環境学部地球環境学科の松島治教授、
大柿町海辺の生き物調査団の久家光雄元団長です。

なお、江田島市のさとうみ科学館からの支援も受けることに
なっています。


メンバーは、シニアスタッフ10名、ジュニアスタッフ28名です。

シニアのメンバーには、鳥や貝、甲殻類などそれぞれ専門性の高い方々が
いらっしゃいます。

ジュニアのメンバーは、自然や科学が大好きな子がたくさんいる
「ラボ・オルカ」の塾生たちです。
彼らに声をかけたところ、多くのメンバーがボランティアスタッフに
立候補しました。

これまで、干潟の生物の研究などで賞をもらった子がたくさん
いますし、中には全国のトップクラスの研究をまとめた子らも
います。
もちろんいま現在も研究に取り組んでいる子もいれば、
これからテーマを定めて出発しようとしている子もいます。

さらには、プロ並みの写真でコンテストでグランプリをもらった子とか、
これからそれを目指そうとしている子らもいます。

ジュニアといえども、実績をもった、あるいはこれからそれを
積み上げていこうとしている子らの集団なのです。


第一回の会合は次の要領で行われました。

◎日時 平成25年2月16日(土)19:00~21:00

◎場所 科学実験教室ラボ・オルカ教室

◎参加者
 ジュニアスタッフ  (  )は欠席
  小3 竜也、
  小4 真路、美羽、(倖生、揚華、朔也)
  小5 聡大、遼、(俊弥)
  小6 真生、蒼、美友、里加子、ひかり、(秀明)
  中1 亮、健、竜之介、悠斗
  中2 寛武、悠、(寛明、ニコ)
  中3 樹、(雄貴)
  高1 (美桜、紗代、はづき)
 保護者
  里加子の母

 シニアスタッフ   (  )は欠席
  川端会長、宗治氏、昌彦氏、晴美氏、真由美氏、一姫氏、光雄氏
  (悠氏、慎一氏、恵氏)
 
◎内容
 最初の1時間(ジュニアとシニアの合同アッセンブリ)
  会長挨拶(川端会長)
  自己紹介(各自)
  広島干潟生物研究会の目的と意義、仕事の内容(事務局から)
  ジュニアスタッフ証の授与
 後の1時間(シニアのみの運営会議)
  会の運営について
  意見交換、情報交換

はじめての会合でしたので、緊張感もありましたが、
アッセンブリーを終わる頃にはなごやかな雰囲気になりました。

みんなやる気まんまんです。
今後の活動に期待したいとおもいます。


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[ 2013/02/17 20:29 ] 会議 | TB(0) | CM(4)