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ハマガニがいました

ジュニアスタッフ小4の真路(しんじ)です。

3月29日(金)のPM10:00ごろ白島の例のポイントに
今年初めてお父さんと行ってみました。

潮が満ちていたのであまり見れませんでしたが、ヨシ原のあたりには
行くことができました。

最初は手前の方は小さい巣穴(多分アシハラガニの巣穴)ばかりでしたが、
奥の方ではハマガニのものと思われる大きい巣穴がありました。

その中の1つに少し紫色のハサミ脚が見えたので手を巣穴の中に入れて、
引っ張り出しました。歩脚もすべて取れることなく、捕獲できました。


sizeCIMG6143.jpg


今日は小型のハマガニ1匹でした。写真をとって、逃がしてあげました。

気温も温かくなって、春になったのだなと思いました。


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[ 2013/03/30 10:16 ] ひろば | TB(0) | CM(2)

このカニなぁ~んだ?

こんにちは、ジュニアスタッフの美友です。

今日は干潟に行ってきました。
たくさんカニの写真を撮ってきました。

sizeR0012822.jpg

これはアシハラガニです。
このアシハラガニは大きくて凶暴なハサミを持っているので、はさまれたら
かなり痛いです。

sizeR0012837.jpg

これはクチバガイという二枚貝です。
砂の中に埋まっていました。

このほかにもいろいろな生き物がいましたが、うまく撮れませんでした。
今度は、写真も上手に撮れるようにもっと勉強します。
[ 2013/03/29 16:08 ] ひろば | TB(0) | CM(1)

干潟に行ってきました

ジュニアスタッフ小6の美友、小5の聡大、小4の真路です。

先週の土曜に干潟に行ってきました。

sizeRIMG11682.jpg
(撮影 久家光雄)

イソガニがいました。

sizeRIMG11688.jpg
(撮影 美友)

あしにしまもようがあるのでわかります。

あなをほったら、ザリガニのようなのが出てきてびっくり
しました。
ハサミシャコエビというのだそうです。


sizeRIMG11680.jpg
(撮影 美友)

いろいろな生き物がいて、楽しいです。

[ 2013/03/23 14:51 ] ひろば | TB(0) | CM(2)

下見に行ってきました

久しぶりに登場のさいたまです。

今回は4月28日に観察会が行われる干潟に、
下見に行ってきました。

今回の下見は風が強くとても寒かったので、
あまり生物が出ていませんでしたが、
岩に貝がくっついていたので観察してみました。

フネガイ科のカリガネエガイです。

sizeretouchDSC_1691.jpg


もう一種類はイガイ科のクログチガイです。
この個体の大きさは1㎝もありませんでした。

sizeretouchR0012495.jpg


先生によると、ここの干潟で見られる二枚貝は、
他にクチバガイ、イソシジミ、オキシジミ、ソトオリガイ、
ヤマトシジミ、マガキくらいだそうです。

できるだけ早く全種類覚えたいです。

                    (2013.03.12 さいたま)
[ 2013/03/12 20:34 ] ひろば | TB(0) | CM(0)

太田川放水路でよく見かける生き物たち

今日は、下見会に行ってきました。

昨日は暖かかったのですが、一転今日は風も強くけっこう寒かったです。

ですから、カニたちはまったく出ていませんでした。

今日は塩生植物を2種類載せておきます。
ジュニアの皆さんは、覚えてくださいね。

これは、ハマサジです。

浜に生えている植物で、スプーンのような葉ですから、ハマサジ。

size2retouchDSC_1681.jpg


今はこんな姿ですが、そのうち株の中央から茎がすくっと伸び、
9月ごろに黄色い小さな花をたくさんつけます。

環境省の絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
それほど全国で減っています。

花はかなり小さいので、撮影にはマクロレンズか接写リングが必要です。
それに、風よけのカーテンもあったほうがいいですね。

二人ひと組で撮るといいでしょう。
可憐な黄色い花の画像、ぜひ欲しいところです。


そのすぐ隣りにミニタケノコが生えていました。

これは、ヨシの芽生えです。

sizeretouchDSC_1684.jpg

sizeretouchDSC_1683.jpg


地下茎で増えるので、まさにタケノコそっくりです。

この時期に干潟を出歩くことはあまりないので、これまで見落として
おり、撮影したのは今回が初めてです。

植物は、季節によって姿がかわるので、見落とさないように注意が
必要ですね。

                      (2013/03/11 文責 久家光雄)

[ 2013/03/11 00:07 ] レクチャー | TB(0) | CM(0)

カニの測定

ジュニアの真路です。

昨日は干潟に出かけてヒメアシハラガニとアシハラガニをつかまえました。
つかまえたカニを測定器で身体測定しました。

測定器は先週3人で作りました。
ジュニアのみうさんとそうだいくんとぼくです。

R0012464.jpg

R0012477.jpg


あたたかかったのでチゴガニ・ヤマトオサガニが
たくさん巣穴からでていました。

RIMG11498.jpg

[ 2013/03/10 12:09 ] ひろば | TB(0) | CM(0)

ひび割れの研究

ジュニア小6の、まさきとひであきです。
もうひとり中1のゆうとがいますが、今日は欠席です。

ぼくたちは、これまで気温や湿度、大気圧などの研究をして
きました。

それは、今日は置いといて、あたらしい研究テーマについてお伝えして
みようとおもいます。

ブログへの投稿の練習です。


干潟でひび割れをみたことはありませんか。

砂のところにはひび割れがないのにドロの所だけにあるのを
不思議だなあと思っていました。

今回は、このことについて、写真を載せておきます。
(時間不足で詳しいことが書けません。すみません。)

3月1日にドロをとってきました。

この日に、広電ビルの得得屋でお皿も2枚買ってもらいました。

で、取ってきたドロを2つの皿にわけ、1つは電子レンジで
チンしました。
もう1つはドライヤーをかけてみました。

電子レンジの方は3分間を6回かけました。
室内は異様なにおいに包まれ、先生がムセていました。

ドライヤーの方は、表面はかわきますが、すぐにまた湿ってきます。

結局両方ともそのままにして、今日を迎えました。

まずは、電子レンジの方です。

3月1日の電子レンジにかける前です。ちょっと不気味です。

R0012319.jpg

3月3日のようすです。

R0012417.jpg

今日(3月8日)のようすです。

R0012460.jpg

電子レンジにかけなかった方の写真は今日は時間切れで
のせることが出来ません。
来週をお楽しみに。

[ 2013/03/08 21:32 ] ひろば | TB(0) | CM(0)

今年の干潟観察会の予定

今年の干潟観察会の予定をお知らせしておきます。

ただし、あくまでも予定ですので、変更もありえます。
したがって、実際に参加なさるときは、HP(現在作成中)や
このブログの記事、または事務局への問い合わせ等で
確認してください。


4月28日(日)16:00集合 新己斐橋上流右岸のプール

5月26日(日)江田島(別途要領を定めます)

6月23日(日)14:00集合 新己斐橋下流右岸

7月21日(日)13:00集合 己斐橋下流左岸

8月18日(日)12:00集合 白島九軒町右岸
 8月には、もう一度できたらやりたいとおもっています。

9月8日(日)16:00集合 新己斐橋上流右岸

10月6日(日)15:00集合 八幡川河口みずどり公園

11月3日(日)14:00集合 場所未定

12月1日(日)13:00集合 場所未定

いずれも、集合時刻は干底のほぼ1時間半前としています。


参加申し込み等については、HPが出来次第、アップします。


                          (2013.03.07 事務局)
[ 2013/03/07 13:54 ] 観察会 | TB(0) | CM(0)

干潟観察会の下見会のご案内

シニアスタッフ、ジュニアスタッフへの
事務局からの連絡です。


第1回目の観察会はすでにお知らせしたように
2013年4月28日(日)ですが、事前に下見を何度か
行いたいとおもいます。

興味のある方は参加してください。


第1回下見会

期日 2013年3月10日(日)
   現地集合 13:30 
   現地解散 15:00
     (干潮15:01 59cm)

集合場所RIMG0013

   
場所 新己斐橋上流右岸広場(現地集合)
   人工池のところ

内容 1 生物の調査と名前の調べ方。
   2 現地の景色や生物の写真撮影。
   3 野外観察をしたあと、希望者は室内に移動し、
     名前を調べたり標本を作ったりします。(希望者のみ)

持ってくる物 メモ帳、飲み物、タオル。

服装 長靴、長袖、長ズボン。

あると便利
   霧吹きに水を入れてくる(少しの水で手が洗える)
   双眼鏡(鳥がよく見える)
   小スコップ(カニなどを掘る)
   ビニル手袋  
   コンパクトデジカメ

申し込み 干潟研へメールまたは口頭で。

備考 雨天の場合中止です。

   なお、この観察会でのようすなどをもとにブログの記事を
   書く方法も指導します。
   ブログデビューしましょう。
   
                               (2013.03.05 事務局)
[ 2013/03/05 13:20 ] 観察会 | TB(0) | CM(0)

スタッフのみなさんへのお知らせ

事務局からのお知らせです。

わが広島干潟生物研究会の指導者のお一人である
広島大学教育学研究科鳥越兼治教授の公開講演会が
広島大学総合博物館で開かれます。

鳥越




この講演会は、実質的にはご退官直前の最終講義に
当たるものです。

長年にわたる貝類の研究の足跡を、語られるとのことです。
また、先生の師である故稲葉昭彦先生との思い出話や稲葉標本も
登場するとのことです。


ジュニアスタッフの皆さんがたにとっては、ちょうど授業が
ある日で参加できないのですが、シニアスタッフの方で時間が
とれれば、ぜひご参会ください。

(行けそうな方は、早めに事務局へメールをいただけませんでしょうか。
当日のご講演後、ひょっとしたら茶話会をセットできるかも知れませんので。
ただし先約があればできませんが。)


広島大学総合博物館第43回公開講演会
        
・日時:3月13日(水)13:30~14:30
・講師:鳥越 兼治(教育学研究科 教授)                
・題目:「広島の貝類~30年見つめつづけて」
・会場:総合博物館 本館(東広島キャンパス 教育学研究科南側)
 ※申込不要・入場無料


なお、総合博物館のHPはこちらです。


少し早めに出かけることができる方は、サテライト館「生物圏科学研究科」が
ニューリアルしていますので、そちらの方にもお運びください。

                           (2013.03.05 事務局)
[ 2013/03/05 10:44 ] 事務連絡 | TB(0) | CM(0)

ぼくの水そう

ジュニアスタッフ 小4の真路です。


ぼくは水の生き物が大好きでたん水魚や海水魚など、魚類・
せっそく動物・なんたい動物などを中心にしいくしています。

去年の夏は写真のように家の横に屋根をつけただけの
場所でしいくしていました。
image001.jpg


夏は何とかのり切りましたが、冬は寒くて生き物が全めつして
しまうかもしれないので去年の11月、写真のような小屋を
たててもらい、小屋の中でしいくすることにしました。
image002.jpg


内部のようすの写真です。
image003.jpg


いま使っている水そうは60cm7個・その他の小さい水そう2個で
約30種・約60匹をしいくしています。

水そうはテーマ別に

  ①おすすめの生き物
  ②広島の汽水
  ③広島の河口ひがた
  ④瀬戸内海の浅い海
  ⑤瀬戸内海の深い海
  ⑥日本各地の深い海
  ⑦広島の川

などに分けてしいくしています。
また、温かくなったころから外のフネ(タライ)でのしいくもします。

フネ(タライ)でのしいくのようすです。
image004.jpg


おすすめの水そうは、今まででしいくは初めてのガンギエイのなかまです。
先日(3月2日)、しいくを始めたとたんに水そうで産卵しました。
今、幼魚になるように育てています。

宮島水族館の人に電話で相談すると、「このまま育てると3ヶ月~
8ヶ月で5cmくらいの幼魚になって出てくる」と教えてもらいました。

写真は泳いでいるガンギエイの仲間です。
image005.jpg


また、卵はこのような形です。ネバネバしたのがついているのは、
ねんちゃく物で岩などにくっついて海で流されないようにする
ためだそうです。
image006.jpg


②の広島の汽水の水そうは去年の秋にカニカゴでさい集したモクズガニです。
食べるとおいしいと聞いたことはあるけど、しいくをしているので
まだ食べたことはありません。
image007.jpg


④の水そうでは瀬戸内海の浅い海をさいげんしています。
ガザミ・イシガニ・フタバベニツケガニ・クサフグ・ハオコゼ・ムラサキウニ・
ヒカリウミウシなどをしいくしています。
image008.jpg


⑤の水そうでは瀬戸内海の深い海をさいげんしています。
採集はできないので、魚は吉浦の朝市や舟入の市場、広島駅前の市場などで
いきた魚を買っています。
これまでにイシガキダイ・金色のオニオコゼ・クロダイ・コロダイ・セトダイ・
アイナメ・マゴチ・メバル・ホゴメバル・トラギス・マガレイ・キュウセン・
シマイサキ・ホウボウ・カナガシラなどをしいくをしたことがあります。

マダイです。
image009.jpg


イシダイです。
image010.jpg


イシガキダイです。
image011.jpg


金色のオニオコゼです。
image012.jpg


⑥の水そうでは日本各地の深い海をさいげんしています。
今は北の海(日本海、太平洋、オホーツク海)などに生息するズワイガニ・
ケガニ・アメリカンロブスターなどをしいくしています。
水の温度を下げるクーラーはねだんが高くて買うことができないので、
これらの生き物は冬の間しかしいくできません。
去年はこおらせたペットボトルを入れて温度を下げてがんばりましたが、
5月までしかしいくできませんでた。


ズワイガニのメス(セコガニ)です。
image013.jpg


ゲガニです。
image014.jpg

    
アメリカンロブスターです。
image015.jpg


これからもいろいろな生き物をしいくしたりかんさつしていきたいです。

                                    (2013.03.05 真路)
[ 2013/03/05 08:43 ] ひろば | TB(0) | CM(6)

鳥をコンデジで撮る

昨日、天気が良かったので干潟に行ってみました。
新己斐橋から己斐橋までの右岸を歩いてみました。

カメラはコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)です。
一眼デジカメもありますが、置いてきました。

ねらいは鳥です。

ただ、Sさんという鳥の専門家がおられ、すごい写真を
たくさん撮っておられるので、よそ行きの写真はSさんに
おまかせし、わたしは、いつ、どこで何という鳥がいたかという
記録を残し、貢献しようとおもいます。

実は、わたしは一眼デジカメとそれにつける300mmの望遠レンズを
もっています。
しかし、鳥は敏感で、なかなか近づくことができず、ほとんど点にしか
写らないことがわかりました。

ところが、安いわたしのデジカメの「テレ」機能をつかうと、
画質はかなり荒くなるものの、けっこう大きく撮れることが
わかったのです。

観賞用でなく、記録用なら、これで十分と開き直り、先日から
撮り始めました。

ただ、わたしは鳥のことをよく知りません。

今日アップする写真の中でも、一種類だけ種名がわからない
のがあります。
これは、おそらくSさんがいずれ教えて下さることでしょう。

ともかく、いい写真でなくてもいいから、記録として残すことを
目標にがんばります。

昨日(2013.03.03)撮った写真は、これです。

まず、ツグミです。

sizeretouchRIMG11446.jpg

つぎに、ヒドリガモです。

sizeretouchRIMG11438.jpg


ここまで望遠が効きます。

sizeretouchRIMG11441.jpg


これはチドリの仲間だと思いますが、種名はわかりません。
どなたか教えてください。

sizeretouchRIMG11419.jpg


ちなみに、わたしのコンデジは、リコーCX6です。
いま、3万円を切っています。

トリセツ(取扱説明書)を読むと、まず光学ズームで10.7倍になり、
さらにズームレバーを引いたままにして超解像ズームになって2.0倍に
拡大されます。
さらに一度レバーから手を離し、もういちどテレ側にレバーを引くと
なんとさらに4.8倍になります。

つまり、10.7×2.0×4.8=102.7倍です。

35mm判カメラでなんと2880mmレンズ相当ということですから
すごいですね。

                       (2013/03/04 文責 久家光雄)
[ 2013/03/04 12:06 ] 干潟このごろ | TB(0) | CM(2)

Scop参上!! その肆

前回の続きです。

きちんと伝えようとするとどうしても長くなりますが、
最後まで読んでいただくとうれしいです。


干潟のカニの体液の浸透圧と生息位置の関係を
調べてみようというテーマです。

まず、方法から述べましょう。

①サンプルのカニを採ります。

②サンプルのカニの体液を取り出し、遠心分離して
上ずみをシャーレに入れます。

DSC00111.jpg


③5種類の基準食塩水を別のシャーレに用意しておきます。
 内径8mmのガラスキャピラリーに基準液を3mm程度とり、
空気をはさんで次にサンプルを1mmほどとります。それを繰り返し、
7cmのキャピラリーにサンプルと基準液が交互になるようにします。
ただし、両端は基準液になるようにします。その後キャピラリーの
両端をガスバーナーで焼封します。

④作製したキャピラリーの中のサンプルの長さを作製直後に測ります。
少し時間をおくと、水分が水蒸気として濃度の薄い液から濃い液へ
移動します。移動し終わったころを見計らって(2日後としました)
再度サンプルの長さを測ります。

size焼封


⑤作製直後の液柱の長さを100%とし、2日後の長さの割合を求め、
基準液の濃度ごとにグラフ用紙に点を打ちます。点をつないだグラフと、
100%の軸線との交点がサンプルの浸透圧となります。


結果は次のようになりました。何回も測ったカニはそれぞれ平均して
浸透圧の値を出しています。


スナガニ科6種


この図から、干潟の上部(満潮線付近)にいるカニの浸透圧は高く、
下部(干潮線付近)にいるものの浸透圧は低いということがわかりました。
このことから、次のようなことが考えられます。

スナガニは、満潮線付近あるいはそれ以上の潮上帯に巣穴を掘って
生息し、水中にいる時間に比べて干出時間が圧倒的に長い。
干潮時に河川水が主となった塩分濃度の低い汽水につかることはない。
満潮時に巣穴は水没するが、このときの汽水は海水の影響を受けた
かなり濃度の高くなった汽水と考えられる。
また、生息地である潮上帯は乾燥状態にさらされやすく、干出時には
体内から水分が失われ、塩分が濃縮されているのではないかと考えられる。
体内の塩分濃度が一時的に高くなったとしても、毎日2回の満潮時に
海水で水分を補給できるため、生命活動に支障はないと考えられる。
ちなみにこの個体を採集したのは7月の猛暑の日の干潮時の焼けるような
砂の上であり、休みなく巣穴掘りをしていた個体であった。

コメツキガニも陽の照る干出した砂地でエサを食べている時に採集した
個体であり、程度の差はあれ、同様に浸透圧が上がっていたと考えられる。

ハクセンシオマネキとチゴガニの生息位置は重なるため、どちらが上部か
下部かは言いにくいが、どちらかといえば、チゴガニの方が低い方に
向かって分布が広い。両者とも同じような浸透圧であったのは、干出と水没が
同じような時間となる地点で採集された個体であるからと考えられる。
もっと低いところに生息するチゴガニをサンプルとして測定してみれば、
もっと低い値になっていたかもしれない。ちなみに、チゴガニの生息域の
汽水の満潮時での塩分濃度は2.0%であり、干潮時に至っては1.0%にまで
低下する。瀬戸内海の塩分濃度は平均で3.3%であるとされており、
太田川河口域の満潮時が2.8%であることに比べるとかなり低いため、
仮に浸透圧調整機能があまり発達していないとすると、かなり低い値と
なるはずである。

ヤマトオサガニは潮間帯の下部に生息しており、干潮時に採集できる。
したがって、サンプル個体は塩分濃度の低い汽水につかっていた状態の
ものと考えられる。ただし、三つのサンプルのうち、最初のひとつは
他のふたつと比べて上流部でしかも干底時に採ったものであり、残りの
ふたつはいわゆる河口部で満ち始め時に採ったものである。浸透圧の値に
ばらつきが出たのは外液の濃度に体液が影響を受けたためではないかと
考えられる。ただし、この時の汽水の塩分濃度は、瀬戸内海の平均濃度の
1/3程度であるから、もし塩類調整機能がまったくないのなら、
浸透圧は0.1~0.2mol/ℓの値となるはずであり、調整能力がまったくないとは
考えられない。

サンプルのシオマネキは、吉野川の河口で大潮のほぼ干底時にシルト状の
泥水に没していた個体である。あいにく現地の塩分濃度は測定できなかったが、
吉野川から流れてくる大量の淡水の影響を受け、シオマネキの体内の浸透圧が
低かったのではないかと考えられる。


このように、それぞれのカニにおいて、体内の浸透圧は生息場所でさらされる
汽水の影響や乾燥の影響を受けて変動すると考えられますが、その影響に
完全に従属した値ではないのは、何らかの調整機能あるからではないかと
考えられます。

干潟の上部のカニは塩分濃度の比較的高い汽水につかるため、常に体内を
高い浸透圧に保つ方が、浸透圧調整に要するエネルギーが少なくてすむと
考えられます。

逆に低いところにすむカニは真水に近い濃度の汽水の影響を
長く受けるため、体内を低い浸透圧に保っているほうが有利であると考えられます。

中間的な種はそれなりに浸透圧調整に要するエネルギーが少なくてすむ程度の
浸透圧に保っていると考えられます。


今回紹介したのは、スナガニ科のなかまの結果だけですが、私たちは、
太田川河口域にすむほとんどすべてのカニの浸透圧を測定しました。

その実験操作は今までに46回に及んでいます。
私たちはもう職人です。


hyousiのコピー


                            (2013.03.03 こはく)
[ 2013/03/03 09:44 ] ひろば | TB(0) | CM(4)

Scop参上!! その参

はじめまして。高1女子のこはくです。

最後は、研究の中心となった浸透圧の測定について紹介します。
少し長くなりますので、2回にわけて掲載します。


広島デルタの干潟には多数の種類のカニが生息しており、
それぞれが上流部・中流部・下流部、あるいはひとつの干潟を
取った場合の満潮線付近・中央部・干潮線付近など、
種類ごとに特定の所に生活場所を定めていることが調査で
わかりました。

当然、それぞれの場所は、海水にさらされる時間、淡水に
さらされる時間、干上がる時間が異なり、また底質も異なります。

私たちは、イワガニ科の仲間は、塩分濃度の変化の耐性によって
分布が規定され、スナガニ科の仲間は底質の違いによって分布が
規定されていると考えてみました。もちろんスナガニ科であっても
干満の影響は受けるわけですから、塩分濃度の耐性は無視することは
できませんが。

高校の生物の副読本(スクエア 最新図説生物)によると、

ケアシガニ(外洋にすむ)…外液の浸透圧の変化に伴って体液の
  浸透圧が変化する。体液の浸透圧調整能力が発達しない。
チチュウカイミドリガニ(河口付近にすむ)…外液が低張のときは
  体内の水を排出し、外部の塩分を取り込んで浸透圧調整を行う。
モクズガニ(海と川を往来する)…浸透圧調整の能力が発達しており、
  外液の浸透圧の変化に対して体液の浸透圧を広範囲に調整できる。

とあります。


このようにすみ場所が異なるカニの浸透圧を調べれば、その分布の違いの
意味に近づけるのではないかと考えました。

先生に相談すると、やや熟練が必要だが高価な機械がなくても測定
できる方法があることを教えていただき、取り組んでみることにしました。

今回は、その中で時に力を入れたスナガニ科のカニについて説明します。

まず、スナガニ科のカニの生息場所を調べました。

スナガニ科の垂直分布図


次回、浸透圧の求め方とその結果についてお伝えします。

なお、ジュニアのみなさんは、この図を覚えておくと、
干潟観察の時、一般の方に説明するのに便利です。
ただし、シオマネキは県内にはいませんが。

                           (2013.03.03 こはく)
[ 2013/03/03 09:01 ] ひろば | TB(0) | CM(1)

Scop参上!! その弐

はじめまして、高1女子 るり です。

今日は、コメツキガニの成長に伴う腹部の形の変化について
紹介します。

この調査をしようと思ったのは、昨日 よもぎ が紹介した
方形区調査の中で、不自然な結果があったからです。

方形区調査を始めたばかりの頃には、採集したコメツキガニの
小さい個体を調べるとオスの割合がとても高かったのです。

小さい個体にオスが多かったということで、私たちははじめ、
コメツキガニは幼い頃はすべてオスで、成長とともに一部が
メスになるのではないかと考えました。
しかし、 ある先生に助言をいただいたところ、生物は基本が
メスなので、この仮説は考えにくいとのことでした。

私たちが次に考えたのが、コメツキガニではメスのカニの腹部は
幼体のころはオスのように前に向かって細長い形で、成長とともに
メスらしい丸い形になっていくのではないか、という仮説です。

私たちは、カニの腹部の形を見ることで雌雄を区別しています。

下の写真のようにカニは、一般にオスの腹部は前に向かって細長く、
メスの腹部は丸い形をしているので、この違いを利用して雌雄を
区別しているのです。

たとえば、これはクロベンケイガニですが、
こちらがオスです。

sizeretouchDSC_4938.jpg

続いてこちらがメスです。

sizeretouchDSC_4936.jpg


コメツキガニの場合、幼体のメスの腹部の形がオスに似ているために、
幼体のメスをオスであると勘違いしたのではないかと考えたのです。


この仮説を確認するために、大きさの違う個体を数匹採集し、
撮影倍率を変えないで腹部を撮影し、さらに、等しい倍率でスケッチ
してみました。

これらを、大きさ順に並べ、成長に伴う腹部の形の変化をみました。

その結果、小さい個体の腹部の形にはおもに2種類ありました。

すとんとただ細長いだけの形と、下のあたりが少しくびれている形です。
オスの成体の腹部は同じように一部がくびれた形をしていることから、
前者はメス、後者はオスであると考えました。

すとんと細長い形の腹部のスケッチを、小さい個体順から並べると、
下の図のようになります。


メス腹スケッチ1

このように、メスの腹部は成長に伴って段々丸みを帯びてくることが
分かりました。


ちなみに、オスの腹部の形の変化は下の図のようになります。


オス腹スケッチ2
 

成長に伴って、くびれがはっきりしてくることが分かりますね。

この調査で、私たちの仮説が正しいことが確認できました。

コメツキガニの幼体の雌雄を判別するときは、くびれがあるかどうかで
判別できることが分かりました。

皆さんも、干潟で小さなコメツキガニを見つけたら、この方法で
ぜひ雌雄の判別に挑戦してみて下さいね。

                               (2013.03.02 るり)
[ 2013/03/02 09:20 ] ひろば | TB(0) | CM(1)

Scop参上!! その壱

初めまして、高1女子のよもぎです。

チームScopに所属しています。
Scopでは、よもぎ、るり、こはくの3人の女子高生が
広島の干潟を中心にカニの研究をしています。

私たちは昨年の1月から活動を始め、その年の夏に
広島県科学賞の準特選を受賞しました。

そこで、私たちが昨年行った研究を紹介したいと思います!
研究内容は、カニの成長、カニの雌雄の特徴、カニの浸透圧の3本構成です。

今回は、カニの成長について紹介します。


皆さんはカニと言ったら何を想像しますか?
ズワイガニや、タラバガニなど、おいしいですよね。
実は干潟には、目を凝らすとたくさんの小さなカニがいるんです。

そこで、私たちは干潟に一番たくさん棲んでいる
「チゴガニ」と「コメツキガニ」を対象に、成長の様子を毎月
調べることにしました。

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上がチゴガニで甲の幅は1cmほど。
下がコメツキガニで、チゴガニより一回り大きいです。


成長の様子の調査方法は、

①干潟で、お目当てのカニがたくさんいそうな場所を
1m四方決めて、1匹残らず捕まえます。

②次にノギスを使って、捕まえたカニの横幅と縦幅
(それぞれ甲幅、甲長といいます)を0.01mm単位まで
計測します。

その際、腹部を見てカニの雌雄を見分けます。

③最後に、表計算ソフト「Excel」を使って、
甲幅と甲長の大きさごとの個体数の分布のグラフを作ります。

チゴ


このようなデータをチゴガニ、コメツキガニについて、
それぞれ1月から7~8ヶ月分とりました。

その結果、どのカニも1月から徐々に甲幅が大きくなり、
成長しているということがわかりました。

また、6~8月では卵を持ったカニが増え、
8月からは小さいカニが現れたので、
この時期はカニの繁殖期だろうということがわかりました。


単純な作業のように見えますが、とってもハードで、
多いときには500匹以上捕まるので、
気合いを入れてやらないと体力が持ちません(汗

なかなかメンバーの都合が合わず、
時には朝3時からフィールドに出かけて作業し、
終わったらそのまま学校に行くという日もありました。

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  明けの明星が見えてます。

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  東の空の朝焼け


作業後、干潟から見る日の出は格別でした

                           (2013.03.01 よもぎ)

[ 2013/03/01 07:43 ] ひろば | TB(0) | CM(2)