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第2回干潟観察会の公式記録

第2回観察会の記録を残しておきます。
これが、公式記録となります。


日 時 平成25年5月25日(土)13:00~17:20
         5月26日(日)13:30~18:40
場 所 江田島市津久茂 荒代海岸
参加者 スタッフ  12名(大人 5名、子ども 7名)
    一  般  32名(大人19名、子ども13名)
    合  計  44名(大人24名、子ども20名)
主 催 広島干潟生物研究会
共 催 大柿自然環境体験学習交流館(さとうみ科学館)
事業名 ひろしまひがたの生きものふれあい事業
助成者 一般社団法人中国建設弘済会
内 容 さとうみ科学館長挨拶(西原館長)
    レクチャー・諸注意(久家)
    記念撮影
    移動しながら観察・調査(さとうみ科学館スタッフ、久家)
生物学上の成果
    1 広島県、広島市ともに「準絶滅危惧」指定のスナガニの
     生息が巣穴で確認できた。
    2 各地で減少傾向にあり、環境省「準絶滅危惧種」指定の
     ウミニナが多数確認できた。
    3 各地で減少傾向にあり、環境省「準絶滅危惧種」指定の
     タイラギが1個体確認できた。
    4 広島市「軽度懸念」指定のアカテガニが確認できた。
    5 北方系種でありながら瀬戸内海で飛び地的に発見されて
     いたトゲクリガニを確認できた。(幼個体)
    6 観察会で確認された種
 魚類 ハオコゼ、メバル、キュウセン、ギンポ、ハゼ科の一種
 甲殻類 マメコブシガニ、ヨツバモガニ、トゲクリガニ、
      タイワンガザミ、イシガニ、フタバベニケガニ、オウギガニ、
      コメツキガニ、スナガニ、オサガニ、アカテガニ、カクベン
      ケイガニ、アシハラガニ、ヒライソガニ、イソガニ、ケフサ
      イソガニ、タカノケフサイソガニ、テッポウエビの一種、
      ニホンスナモグリ、ユビナガホンヤドカリ、フナムシ、
      ハマダンゴムシ、ヒメハマトビムシ、ヒゲナガハマトビムシ
     貝類 アラレタマキビ、タマキビ、コシタカガンガラ、スガイ、
      イシダタミガイ、タマガイの一種、サザエ、アカニシ、ウミニナ、
      ホソウミニナ、コウダカアオガイ、ヨメガカサ、マツバガイ、
      オオヘビガイ、カリガネエガイ、イガイ、タイラギ、ナミマ
      ガシワ、マガキ、トリガイ、アサリ、マテガイ、ウスヒザラ
      ガイ、クロシタナシウミウシ、メリベウミウシ、ミミイカ、
     その他 クモヒトデの一種、イトマキヒトデ、トゲミモジガイ、
      バフンウニ、マナマコ、スジホシムシモドキ、イワムシ、
      ツバサゴカイ、ミズヒキゴカイ、タマシキゴカイ、クマノアシツキ、
      ケヤリムシ、ヨロイイソギンチャク、ミドリイソギンチャク、
      イタボヤの一種、ヒラムシの一種、ヒョウタンゴミムシ、
      ハネカクシの一種、ハサミムシの一種
 塩生植物 ハマヒルガオ、ハマボウフウ 
                             (事務局)
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[ 2013/05/27 16:56 ] 観察会 | TB(0) | CM(0)

第2回干潟観察会 終了

広島干潟生物研究会主催の第2回観察会は、江田島市の
荒代海岸でおこなわれました。

全員無事帰ってきました。

参加者の皆様、また国立江田島青少年交流の家の皆様、
江田島市さとうみ科学館の皆様、それに江田島漁協の皆様、
ご参加、ご支援をありがとうございました。

今回は、江田島市のさとうみ科学館の観察会も同じ場所、
同じ時間帯で行われましたので、一部合同で行っています。


いろいろな生き物を観察しましたが、詳細は後ほど記録に残して
おくこととし、とりあえず今日は記念写真を載せておこうとおもいます。

sizeretouchDSC_5210.jpg
(撮影 久家光雄)

今回は、のぼり旗が間に合いましたので、気合いが入っています。

なお、ご参加の皆様は、ご感想などお寄せいただけたらと
おもいます。
ニックネームも添えていただければ、このブログに掲載させて
いただきます。

(文責 久家光雄)

[ 2013/05/25 19:21 ] 観察会 | TB(0) | CM(0)

本日予定の干潟観察会

今日(2013年5月25日)の干潟観察会、予定どおりおこないます。

お申し込みの方は、宇品港に遅れないようにおいでください。

広電の電車は予想外に時間がかかりますので、余裕をもって
おでかけください。

急なご連絡やお問い合わせは、11時ごろまでは082-274-4100へ
それ以降は、090-7998-6598へお願いいたします。


(広島干潟生物研究会事務局)
[ 2013/05/25 08:40 ] 観察会 | TB(0) | CM(0)

タイワンガザミ

江田島での干潟観察会がこの土曜に行われます。

まだ入れますので、ご希望があればお申し込みください。
要領は、広島干潟生物研究会のHPにあります。

昨年の江田島での観察会ではタイワンガザミがみつかりました。

以前は瀬戸内海ではめったに見られなかったようで、稲葉明彦先生が
まとめられた「瀬戸内海の生物相Ⅱ」(1988)では、「珍しい」の
マークがついています。

近年では、広島湾にもずいぶんと入り込んでいるようで、むしろ
網にかかるのは本来のガザミよりもこのタイワンガザミの方が
多いと聞いています。

昨日、太田川放水路河口付近で採集されたタイワンガザミの
幼個体が持ち込まれました。

採ったのは、真路くんとお父さんです。

sizeretouchDSC_4807.jpg

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タイワンガザミのオスは独特の青い模様があるのですぐに
わかりますが、メスの色合いはガザミによく似ています。

写真の個体はオスですが、まだ幼個体なので青い色彩が
はっきり出ていません。


ガザミとタイワンガザミを確実に違いを見分けるには、
ハサミ脚の長節を見るといいでしょう。

ガザミにはトゲが4本ありますが、タイワンワンガザミには
トゲが3本しかありません。

sizetrimretouchDSC_4734.jpg
(撮影 3枚とも久家光雄)

スーパーにも時々出ていますから、どちらのカニか見分けて
ください。

                           (文責 久家光雄)
[ 2013/05/20 09:32 ] レクチャー | TB(0) | CM(0)

干潟の穴ぼこ

先日の大潮の干潮時、天満川の昭和大橋の上から干潟をのぞいて
みました。

小さな穴ぼこがたくさんあります。

これは、おもにはアナジャコの巣穴だとおもわれます。

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(撮影 2枚とも久家光雄)


この巣穴がアナジャコのものであれば、内側がきれいにコーティングされて
おり、触ったらすぐにわかりますが、あいにく干潟に踏み込めなかったので
確認していません。


アナジャコの巣穴は、上部はUの字形ですが、その下は直線状になっていて
深さは2メートルに達するものもあるそうです。

ですから少々掘ったくらいではお目にかかれません。
そこで、穴に筆を突っ込んでいやがって出てきたところを
つまみ出すとか、生きたアナジャコにひもをつけて
穴に入れ、友釣りをするとか、いろいろ工夫がなされているようです。

わたしも筆ではけっこう釣ったことがあります。


巣穴がたくさんあれば、それだけ干潟の表面積がふえ、
砂の表面のバクテリアによって水が浄化されやすくなります。

また、潮の満ち引きの際に酸素が水中に供給されますから、
やはりバクテリアが有機物を分解しやすくなります。

いっけん何の役にもたっていないとおもっていても、こうして
大きな仕事をしているのですね。

                         (文責 久家光雄)
[ 2013/05/17 21:54 ] レクチャー | TB(0) | CM(0)

太田川放水路でヒトハリザトウムシ発見

昨日、太田川放水路左岸の三滝橋直下のヨシ原で、
捨てられていた発泡スチロールのブイを押しのけたところ、
ヒトハリザトウムシを数個体みつけました。

成体では背中に針状のトゲが1本上向きに生えるのですが、
この個体はまだ体長わずか2ミリメートルの幼体で、トゲは
まったく見えません。

sizeretouchDSC_3961.jpg

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(撮影 2枚とも久家光雄)

成体の写真は、こちらをごらんください。
江田島で撮ったものです。
あいにくその写真でも背中のとげははっきりしませんが、、、。


さて、このヒトハリザトウムシ、なぜか海岸もしくは潮の上がってくる
河口にしか生息していません。
どこかに塩分をキャッチするセンサーがあるのでしょう。


レッドデータブックでは、環境省でも広島県でも、それぞれ準絶滅危惧種に
指定しており、広島市では、縮景園での記録が残っているようです。

昨年、わたしは白島九軒町の河原でみつけていますが、
これは縮景園にほど近いので、その延長とみるべきでしょうね。

ところが、今回みつけた場所は、そこよりやや離れています。

ヒトハリザトウムシの産地

これまでヒトハリザトウムシといえば、海岸の岩場に群居している
ところを何度も見ていますが、ここでは、ほんの数個体がほそぼそと
生息している感じです。
発泡スチロールやダンボールをひっくり返して目を凝らすと、そこに
1、2個体みつかる程度です。

おそらく、太田川の川岸がコンクリートで固められる前には、連続的に
分布していたのだとおもいます。

それが、河川改修であっという間にすみ場所をうばわれながらも、
したたかに生き延びた個体が、わずかばかりのヨシの茂みに
なんとか生活場所を確保したといったところでしょうか。

このヨシの茂みは、長さ60メートル、幅は最大でも20メートルほどの
規模で、広大な芝生にポツンと取り残されたかっこうです。
近くにヨシ原がないので、他の個体群とは交雑はまず不可能です。

人の頭ほどの石は何個かありますが、それ以外に凹凸はなく、
もちろん1本の木も生えていませんから、夏の日中はヨシ原全体が
高温になり、乾燥し、動物たちにとってきわめて厳しい状況に
なるとおもわれます。
ダンボールや発泡スチロールのゴミでできる陰が、むしろ彼らの
生活を支えているといっていいでしょう。


このヨシ原が火災にあったり、増水で水没したりしたら、おそらく絶滅すると
おもわれます。

このように、多くの動物たちが、人間の営みの結果、生息地を分断され、
絶滅への歩みを進めていることを思い起こすきっかけとなりました。

(文責 久家光雄)
[ 2013/05/05 22:26 ] 干潟このごろ | TB(0) | CM(0)

ハマヒルガオが咲きはじめました

第2回の干潟観察会の案内が干潟研(広島干潟生物研究会)の
ホームページにアップされました。

定員50名ですので、お早めにお申し込みください。

さて、今日5月3日、干潟を歩いていると、ハマヒルガオが
咲いているのをみつけました。

5月に入ったとはいえ、まだ寒いのですが、ちゃんと咲きはじめて
いました。

場所は、太田川放水路左岸の、新己斐橋と旭橋の中間よりも
やや下流です。

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(撮影 久家光雄)


日本全土どころか世界中の温帯から熱帯に広く分布しているようです。

地下茎で増えていきますので、所によっては砂浜がハマヒルガオで
敷き詰められるようなこともあるのですが、あいにくこの河川敷では
ささやかな群落です。

しかもヨシの群落と混在していますので、見た目には窮屈そうです。

葉っぱが独特の心臓形で、厚くてツヤがあります。
写真は、曇天で撮ったのでツヤがよくわかりません。

さらに花が増えたころ、天気の良い日を選んでジュニアカメラマンたちと
出かけ、ツヤがよくわかる写真を撮ってもらいたいとおもっています。


葉が厚いのは、体内に水分を貯えているからでしょうね。
ツヤがあるのは、うすい透明の膜(クチクラといいます)があり、
強烈な日光のもとで体の水分の蒸発を防ぎ、また、海水の塩分に対しても
プロテクトしているのでしょう。

人類にとって特に役立つとか害になるとかは聞いたことはありませんが、
可憐な花ですので、どうぞ鑑賞に出かけてみてください。

長靴はいりません。
河川敷から見られます。

(文責 久家光雄)

[ 2013/05/03 22:25 ] レクチャー | TB(0) | CM(0)

話題のハマガニ

第1回干潟観察会で話題になったハマガニ。

2013年4月15日付け中国新聞にわたしたちの研究会が記事になったとき、
会長の写真が載るとおもったのですが、ハマガニでした。


あいにく観察会の当日は発見できませんでしたが、市内で確実に
生息しているところが一カ所あります。
いずれご案内しますが、今回別の場所で見つけました。

スタジオに持ちこんで撮影後、すぐにその生息地まで引き返して
戻してやりました。


写真をごらんください。

このはさみの紫色がポイントです。
甲らも紫色がかっています。


sizeretouchDSC_3661.jpg
(撮影 久家光雄)

カニの研究グループが、甲幅と開脚長の関係を調べていますので、
協力します。

この写真の個体は甲の横幅が46ミリメートル、開脚長は180ミリメートルでした。
他のもう1個体は、甲幅45ミリメートル、開脚長162ミリメートルでした。

いずれもオスの個体です。


夜行性とはいえ、夕方の6時半には巣穴から出ていました。

近くの干潟にヨシの茂みがあったら、探してみてくださいね。

(文責 久家光雄)
[ 2013/05/02 22:31 ] レクチャー | TB(0) | CM(0)