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ハマダンゴムシの紹介 その2

中3のさいたまです。

これまでの僕たちの研究の成果について、投稿させていただきます。

僕たちはこれまで2年間にわたってハマダンゴムシを研究してきました。

かわいいですよ。

sizahamadanDSC00008.jpg


ハマダンゴムシは夜行性であるというのが定説です。
しかし、まだ実際には見たことはないのですが、夜に火をつけた
ろうそくを浜辺におくとその周りをぐるぐると集団で回り続けると
いうことです。

また昼間にも出ていたという情報もありました。

こういった話を聞いた僕たちは「ハマダンゴムシは本当に夜行性なのか?」
という疑問を持ち、研究をスタートさせました。


まずハマダンゴムシを飼育し、ずっと観察し続けて夜行性かどうかを
調べようと考えました。
しかしここで誰が徹夜してハマダンゴムシを観察し続けるのか?という問題が
発生しました。
それを解決したのが、現代の科学技術。デジタルカメラです。

先生が持っておられたコンパクトデジタルカメラにはインターバル撮影機能が
ついていました。
設定した時間ごとに自動的にシャッターを切ってくれるというありがたい機能の
おかげで、その危機も難なく突破しました。

こうして始まった研究ですが、露出が正しくなかったり、ピントが甘かったり、
コマが飛んだりなどのトラブルも時々ありましたが、その都度解決していきながら
データを貯えていきました。


撮影した写真はすべてパソコンに取りこみ、1枚ずつ画面に出しては、
砂の上に出ているハマダンゴムシを数えました。
けっこう大変な作業でした。
というのも、ハマダンゴムシは砂の上にいると保護色になって、実に
まぎらわしいのです。
また、カメラについているストロボの位置がカメラのレンズの位置と
ほとんど同じなので影がつかず、立体感がほとんど出ないのです。


それでもがんばって解析を続けました。

数えた結果をエクセルというソフトを使ってグラフにすると、
夏の間は確かにすべての個体が昼間には活動せず、夜間だけ活動していました。

7月27日

これをまとめて論文にし、ジュニアマリン賞という全国的なコンテストに
応募したところ見事に優秀賞をゲットしました。


ところが、秋から冬にかけて異変が起こりました。
相変わらず夜に活動していたのですが、しだいに昼間にも砂の上に出て活動
している個体が現れてきたのです。

おそらく夏のきつい日射しの中では昼間はまったく活動できず、日射しが
和らぐ季節になると昼間でも活動できるのではないかというのが
僕たちの結論です。

その後、飼育している水そうを何日もずっと真っ暗闇にしたままで撮影を
続けたり、逆に何日もずっと光を当てたままにしたりしてデータを
解析してきました。

その結果、真っ暗闇が続いても、昼間と夜間では活動状況が
ちがうので、体内時計をもっているのではないかということがわかりました。

また、光を当て続けていると、夜になっても活動をしないことから、
夜が来たと言うことは体内時計でわかっていても、強い光があると
活動が抑制されるということがわかりました。
光が苦手ということです。
とはいえ、やはり空腹には耐えられないようで、何日かしたら、
光が当たっていても砂の中から出てきて、エサをたべているところが、
しっかり写っていました。

こういったことは、おそらくまだどの文献にも載っていないとおもわれます。

この研究で、今年度の広島県科学賞で準特選をいただきました。

こういった行動はなぜ引き起こされるのかは、まだ解明できていません。



だいたい以上が僕たちの研究の概要です。
 
今後もまたいろいろとこのブログに記事をアップしていきたいと思います。

                         (2013.02.26 さいたま)
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[ 2013/02/27 12:42 ] ひろば | TB(0) | CM(2)

さいたまくんへ

無脊椎動物の生物を研究している者です。

この記事は、たいへんわかりやすく、しかも
展開がきわめて論理的です。
中学生が書いたとは思えないほどです。

これまで何度も文章を直してもらったりして
鍛えられているのだろうなあと思います。

こんなテーマとの出会い、また指導者との
出会いをうらやましく思います。

これからもいっそうがんばってほしいとおもいます。
[ 2013/02/28 22:04 ] [ 編集 ]

市郎さんへ

コメントありがとうございます。これからもよりいっそう努力して研究を続けたいと思いますので、暖かく見守ってください。
[ 2013/03/01 17:22 ] [ 編集 ]

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