PageTop







アカテガニの胃の中に石

アカテガニを飼育中に脱皮が始まりました。

干潟ガールズが脱皮直後のアカテガニを生理実験のために
解剖すると、直径3㎜ほどの白くて丸い石が体内から出てきました。

sizeretouchDSC_6158.jpg

これを胃石といいます。

ザリガニでは聞いたことがあったのですが、アカテガニの
胃石ははじめて見ました。


エビやカニでは成長の過程で何度か脱皮してしだいに大きくなります。

ヘビや昆虫では脱皮でいいのですが、エビやカニでは「脱殻」?という
イメージですね。


エビやカニの殻がかたいのは、カルシウムが沈着しているからです。

カニの抜け殻を触ったことはありませんか。
ブヨブヨしていますね。

これは、脱ぎ捨てる前に、殻の中からカルシウムをいったん体内に
回収するしくみがあるからです。

その後新しくできた殻にこのカルシウムを届けて殻を固くするのです。

要するに、カルシウムをリサイクルして使おうという実に合理的なしくみです。

海にすむカニでは、海水中にカルシウムがたくさんありますから、
体内にはあまり貯えなくてもすむのですが、淡水にすむもの
たちは外から補給できませんので、できるだけ多く回収しておく
必要があります。

そのため、カルシウムをいったん炭酸カルシウムにして石のように丸め、
貯えておくのです。
これをやっているのがザリガニやアカテガニ、クロベンケイガニなど
だそうです。

炭酸カルシウムといえば、貝殻やサンゴなどもそうですね。

この固い石、干潟ガールズは、うれしそうに持って帰りました。
学校で本当に炭酸カルシウムかどうか、溶かしてみるとかいっています。

(文責 久家光雄)
スポンサーサイト
[ 2013/06/11 11:21 ] レクチャー | TB(0) | CM(2)

サワガニも?

子供がこの記事に興味津々です。

早速、サワガニも同じような胃石作るか?との質問をされ困りました(^_^;)

この固い石、干潟ガールズさんたちの検証の結果は炭酸カルシウムだったのでしょうか?

生物の進化の力はすごいですね。

[ 2013/06/11 23:07 ] [ 編集 ]

kabさんへ

コメントありがとうございます。

塩酸に胃石を溶かして、炎色反応を行った結果、

予想どおりおそらく炭酸カルシウムだということがわかりました。

サワガニも淡水に生息しているので、胃石を作る可能性はありますが、

脱皮直後のサワガニは扱ったことがないので、断定はできません。

もしもサワガニの胃石を発見したら、ぜひ教えて下さい。
[ 2013/06/13 19:19 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kankyouseibutu.blog.fc2.com/tb.php/53-5cd01340